97:歓迎!旭川市青少年訪問団

2017年4月11日 あさひかわ新聞 北京あれこれNo.97

三月三十日の正午前、旭川市青少年訪問団(旭川東高、旭川南高、旭藤女子高の生徒十人と引率二人)がハルビンからの国内線で北京空港に到着した。一行はハルビン市で青少年交流事業に参加した後、帰国前の丸二日を北京で過ごしに来てくれた。ハルビンでは視察や観光だけでなく、市政府教育局を表敬訪問したり、現地高校で生徒同士の交流を重ねたほか、ホームステイも体験したとのこと。盛りだくさんの行事にも疲れた様子は微塵もなく、みんな好奇心に満ち溢れていた。

 一行は、北京空港から市内中心部の有名飲茶店で昼食を済ませたあと、北京大使館を訪問。札幌出身のG参事官とK一等書記官から、会議室で在外公館の業務に関する説明を受けた。
 その後、大雪ナナカマドの会(旧北京旭川人会)のリーダーY会長の職場である焼肉店のほか、私の管理するホステルを経由して、天安門からほど近いランドマーク的な巨大総合施設「東方広場」内にある会計事務所、KPMG北京オフィスを訪問。函館出身のAマネージャーから中国のビジネス市場に関する話を聞いた。高校生には難しいかもと心配したが、Aさんはセミナーのプロ、テンポよく話して飽きさせない。みんな真剣に聞いて、あっという間に一時間が過ぎた。
 夕食は、当日都合のついた大雪ナナカマドの会メンバー六人と一緒に四川料理のテーブルを囲んだ。メンバーは高校生との交流を楽しみにしつつも、「若者と会話が成り立つかどうか…」と心配もしていた。最初はお互い緊張していたが、しだいに雰囲気も和らぎ、楽しいひとときとなった。
 彼らが抱いた北京の印象が気になった。日本に住む人からは、偏った先入観を持たれることが多い。「実際はもっと深く多面的なのに」というのが、こちらに住む人間の共通認識だ。将来を担う高校生には、北京の良いところも見てほしいと全員が願っている。
 翌日は終日観光。早朝から前門を散策し、故宮縦断のあとパンダも見た。万里の長城を元気いっぱいに駆け上がり、駆け下りた。最後の夕食は北京ダック。 観光スポット、名物の料理も体験して、とても内容の濃い旅程だったはずだ。
 旭川は、離れれば離れるほどそのすばらしさを実感できるところだ。今回の体験をステップにして、彼らが旭川での生活をさらに充実させ、より高く遠く羽ばたく勇気を持ち続けてほしいと願う。